東京栄養士薬膳研究会アーカイブ [ 会員専用 ] 

2017.02

レベルアップをめざして・・・



          東京栄養士薬膳研究会 
          代表 海老原 英子

           
14年めの当会・・・

 東京栄養士薬膳研究会は2003年4月に発足し、14年目を迎えます。近年、管理栄養士・栄養士の間にも中医薬膳学を学ぼうという機運が高まっています。本会が薬膳教室を開催した当時は、公的機関では当時の薬事法に違反するので「薬膳」の薬を取って欲しいと依頼され困惑した管理栄養士・栄養士もいました。現在では、300名以上の管理栄養士・栄養士の方々が在籍し、中医薬膳専門栄養士として各分野で活躍の場を広げています。
 本会では難解な中医学の基礎理論を理解し、その理論に基づいた薬膳を普及することに努めています。そのために毎月、15教室で講義と実習の教室が開催され、七割以上の出席が求められます。その上に中医師による各分野の研修が6教室あり、多くの方々が参加し中医薬膳学を常に継続して学んでいます。

本年の活動~レベルアップをめざして・・・

 平成29年度の本会の活動目標は、現代栄養学中医学に基づいた薬膳を修得し、資質の向上を目指し、栄養学と薬膳学分野の発展と普及活動を実践することにあります。
 薬膳には、病気の治療を目的とした「食療」と未病の状態を維持し、健康に生きるための「食養」の二つがあります。本会では「食養」を主にしたものです。「食療」は臨床的データを積み重ねて科学的に証明することができますが、「食養」を科学的に証明することは非常に困難で、中医薬膳学はエビデンス
がないという批判もあります。しかしながら、一般に食薬(中医学理論に従って食用・薬用の両方に使用できる中薬)の作用は、免疫力を高めるものが多いと言われていますので、薬膳もこの方面から研究を進める必要があるのではないかと思います。
 今年度は従来の研修会の他に中医薬膳学における食薬の味、性質、効能など多方面の中薬学研究の中から科学的に証明されているデータについて研究者を講師に研修会を企画したいと考えています。
 ホームページの充実を図ります。3月と4月は基礎研修教室では、1年間学んだ薬膳の集大成として研究発表を実施しています。内容は、体質改善、精気血津液と弁証、臓腑弁証、病因弁証など中医学理論に基づいた薬膳料理の紹介です。約30種類の献立と約150種類の料理が完成しました。すべて写真とレシピ、食材の効能、栄養価などを記載したものをホームページに掲載していきます。会員のみな様の知恵の結集です。多くの方々に役に立つ、大変良い内容になっています。また、薬膳に必要な知識もこれから随時ホーページに掲載して会員のみな様にとってよい情報提供の源になるように努めてまいります。
 広報部は会報「さんざし」以外にも、昨年6月から百菜元気新聞に薬膳料理が掲載されるようになりましたが、これも担当しています。本会の広報活動をホームページ担当といっしょに行っています。
 事業部は恒例の都民のための特別講演会を9月最後の日曜日に日本女子大学桜楓館で開催します。昨年の薬膳カレンダーが好評でしたので、この度は薬膳料理のカレンダーの制作を企画しています。どうかご協力をお願いします。

会員のさらなる支援を・・・

  来る5月21日(日)、オリンピック記念青少年総合センターに於いて、29年度総会が開催されます。万障お繰り合わせの上、ご参加ください。29年度の事業計画案が審議されます。ご意見やご要望をお聞かせください。
 今年度は新しい体制のもとにクラス役員、各部役員、運営役員のみな様にはさまざまなご負担をおかけしますが、本会の発展と社会貢献のためにお力添えをお願いいたします。また、会員のみな様も本会の理念をご理解の上、より一層のご支援をお願いいたします。